手を繋がないカップルの割合を調べているとき、探しているのは数字そのものよりも「うちだけではないのか」という確認なのだと思います。
ただ、手を繋がないカップルの割合として目にする数字は、出どころまでたどれるものと、そうでないものが混ざったまま並んでいます。ここでは、調査した会社名と対象人数まで分かる数字だけを並べ直します。
そのうえで、繋がないことが気持ちの表れなのか、そうとは限らないのか。どちらの材料も同じ重さで並べていきます。
- 出どころの分かる調査で、外出時に手を繋ぐと答えた人の数字
- 恋人繋ぎが好きではないと答えた人の数字
- 出どころの分かる5つの調査を並べ直した表
- 手を繋がない理由として挙がるもの8つ
- 気持ちが続いていると読める材料と、そうとは限らない材料の両方
- 同じ振る舞いを両方の読み方で並べた表
- 気になったときに、自分で確かめられること
手を繋がないカップルの割合は、出典のある調査でどのくらいか

手を繋がない側は、少数派ではありません。調査した会社と対象人数までたどれる数字では、外出時に手を繋ぐと答えたのは100人中29人、恋人繋ぎが好きではないと答えたのは48.5%でした。
「繋いでいるのが当たり前で、繋がないほうが例外」という前提のほうが、数字とは合っていません。まずはその根拠になった調査を、ひとつずつ見ていきます。
外出時に手を繋ぐと答えたのは100人中29人
アイリサーチが子どものいる40代の父親100人に、日常的にしているスキンシップを複数回答で聞いた調査があります。そこで「外出時に手を繋ぐ」と答えたのは29%でした。
同じ調査では「頭を撫でるなど体に触れる」が28%、「就寝前などにお互いにマッサージしあう」が24%と続きます。そして「あてはまるものはない」と答えた人が25%いました(出典はオーシャンズが掲載した調査記事で、2026年9月4日に確認)。
| 日常的にしているスキンシップ | 回答した割合 |
|---|---|
| 外出時に手を繋ぐ | 29% |
| 何げないときに頭を撫でるなど体に触れる | 28% |
| 就寝前などにお互いにマッサージしあう | 24% |
| 外出時・帰宅時にキスをする | 15% |
| おやすみのキスをする | 14% |
| 就寝時、腕枕をする | 7% |
| あてはまるものはない | 25% |
対象が40代の父親に限られているので、そのまま全世代に当てはめることはできません。それでも、外で手を繋いでいる人のほうが少数だったという結果は残ります。
この調査が参考になるのは、「してもよいと思うか」ではなく「いま実際にしているか」を聞いている点です。気持ちのうえでの希望ではなく、日常の振る舞いを答えてもらっています。
もうひとつ見ておきたいのが、複数回答なのに「あてはまるものはない」が25%あったことです。手を繋ぐことに限らず、日常的な触れ合いが1つも無いと答えた人が4人に1人いた、ということになります。
恋人繋ぎが好きではないと答えたのは48.5%
キャンキャンがクロス・マーケティングのQiQUMOで20代の男女100人に聞いた調査では、「恋人繋ぎは好きですか」への答えが好き51.5%、好きではない48.5%に割れました。
同じ調査で「恋人と手を繋ぐとき、恋人繋ぎをしたいですか」には、したい55%、したくない45%と出ています。繋ぎ方の好みで見ると、ほぼ半々ということになります。
| 20代の男女100人に聞いたこと | はい | いいえ |
|---|---|---|
| 恋人繋ぎをしたいか | 55% | 45% |
| 恋人繋ぎが好きか | 51.5% | 48.5% |
これは「手を繋ぐか繋がないか」ではなく「繋ぎ方の好み」を聞いた数字です。それでも、触れ合い方の好みは人によってはっきり分かれることが分かります。
この数字が効いてくるのは、繋がない相手を「愛情表現が苦手な珍しい人」として見なくてよくなるからです。半数近くが同じ側にいるなら、それは特別な性格ではありません。
あわせて覚えておきたいのは、この調査が20代の男女に聞いたものだという点です。年齢が上がった層や、交際期間が長い二人に同じことを聞いた数字ではありません。
付き合う前に手をつなぐのは「なし」が31.6%
ネクストレベルが18歳から39歳の未婚女性193人に聞いた調査では、付き合う前のデートで手をつなぐことについて、あり22.3%、なし31.6%、相手による46.1%という結果が出ています。
調査は2024年5月9日から14日にインターネットで行われたものです(出典はマイナビニュースが掲載した調査記事)。いちばん多かったのは「相手による」で、半数近くを占めました。
同じ調査では、手をつながれても拒まない理由として「相手に対して好意があるから」が66.3%、「少なくとも相手は嫌いではないから」が54.9%、「断れずイヤイヤつなぐこともある」が18.7%と出ています。
つまり、繋いでいるからといって、それがそのまま気持ちの強さを表すとは限らないということです。繋がないことだけでなく、繋ぐことにも複数の理由があります。
「断れずイヤイヤつなぐこともある」が18.7%あるという結果は、ここでは大きい数字だと思っています。繋いでいる二人の中にも、片方が合わせているだけの組が混じっているということだからです。
そう考えると、繋いでいる二人と繋がない二人を並べて、どちらが良い関係かを比べること自体があまり意味を持ちません。見えている形が同じでも、中身は揃っていないためです。
繋がない側は少数派ではありません
3つの調査を並べると、共通して見えてくることがあります。手を繋ぐことを、していない人も、好んでいない人も、常に一定数いるということです。
外出時に繋いでいるのは29%、恋人繋ぎが好きではないのは48.5%、付き合う前に繋ぐのは「なし」が31.6%。どの数字も、繋がない側が2割から5割の幅に入っています。
この幅の広さは、質問の形が違うために生まれています。それでも、繋がないことが珍しい振る舞いだと言える数字は、この中にはひとつもありませんでした。
ここで気をつけたいのは、この結論が「だから気にしなくていい」という意味ではないことです。周りにどれだけ同じ人がいても、自分が繋ぎたいと思っている気持ちのほうは消えません。
数字で分かるのは「珍しくない」ところまでです。そのうえで、自分の関係をどう見るかは別の作業になります。この記事の後半は、そちらのための材料に使ってください。

数字が知りたいときは、繋いでいる側ではなく、繋いでいない側の人数から見たほうが早いです。
この記事の並べ方
ここから先は、数字の読み方をそろえたあとで、繋がない理由として挙がるものを整理します。そのうえで、気持ちが続いていると読める材料と、そうとは限らない材料を、同じ数だけ並べます。
どちらか一方に寄せた書き方はしません。相手の気持ちを言い当てる方法も扱いません。確かめようのないものを当てにいくより、自分で見て分かるところに材料を置いたほうが、結果的に早く落ち着けるからです。
なお、まだ交際が始まる前の相手との距離感については、付き合ってないのに恋人繋ぎをされたときのことで別に扱っています。
手を繋がないカップルの割合として出回っている数字を並べ直す

「7割が繋いでいる」「繋がないのは2割」といった数字を目にすることがあります。ただ、その数字がどの調査のものかまでたどれるものは多くありません。
ここでは、調査した会社・対象・人数・実施時期まで分かる5つの数字だけを1つの表にそろえました。同じ「割合」でも、聞いていることがまるで違うことが見えてきます。
出どころの分かる5つの調査を並べる
数字の大きさを比べる前に、誰に、何人に、何を聞いた調査なのかをそろえます。ここがそろっていないと、大きい数字と小さい数字を並べても意味が取れません。
| 調査したところ | 誰に何人に聞いたか | 何を聞いたか | 数字 |
|---|---|---|---|
| アイリサーチ | 子どものいる40代の父親100人 | 日常的にしているスキンシップ(複数回答) | 外出時に手を繋ぐ29%/あてはまるものはない25% |
| クロス・マーケティング | 20代の男女100人 | 恋人繋ぎは好きか | 好き51.5%/好きではない48.5% |
| クロス・マーケティング | 20〜30代の男女200人 | 何回目のデートから手を繋いでもよいか | 1回目36.5%/2回目21.5%/3回目27.5%/4回目2%/5回目以上12.5% |
| Oggi編集部 | 20〜39歳の女性119名(有効回答100人) | 手を繋ぐのはいつがよいか | 付き合う前17.6%/1回目45.4%/2回目18.5%/3回目8.4%/その他10.1% |
| ネクストレベル | 18〜39歳の未婚女性193人(2024年5月) | 付き合う前のデートで手をつなぐのはありか | あり22.3%/なし31.6%/相手による46.1% |
この5つのうち、いま繋いでいるかどうかを聞いているのは、いちばん上の1つだけです。残りの4つは「いつから繋いでよいか」「繋ぎ方は好きか」を聞いています。
同じ「割合」でも、聞いていることが違います
「何回目のデートから繋いでよいか」に答えた人は、繋ぐこと自体には賛成している人たちです。ここで出た数字を「実際に繋いでいる人の数」として読むと、実態より大きくなります。
逆に「日常的にしているスキンシップ」を聞いた調査は、いま実際にしているかどうかを答えてもらっています。同じ人でも、この2つの質問には違う答えを返します。
気持ちのうえでは繋いでもよいと思っていて、実際には繋いでいない。この状態はよくあることで、矛盾ではありません。数字が食い違って見えるときは、質問の形が違うだけということが多いです。
もうひとつ違いを生むのが、答える人の立場です。未婚の女性に聞いた数字と、子どものいる父親に聞いた数字では、思い浮かべている場面がそもそも違います。
前者は「これから始まる関係でどうするか」を、後者は「何年も一緒にいる相手と今どうしているか」を答えています。同じ言葉で聞いているように見えても、答えている中身が別ということです。
数字を見たときに確かめる3つのこと
割合の数字を見かけたとき、確かめる場所は3つだけです。ここが書かれていない数字は、そのまま自分の関係に当てはめないほうが安全です。
- 誰が調べたか(調査会社名や編集部名が書かれているか)
- 誰に何人に聞いたか(年代・性別・人数・既婚か未婚か)
- 何を聞いたか(いましているか、してもよいと思うか、好きか)
とくに3つめが大きいです。「してもよいと思うか」を聞いた数字は高く出て、「いましているか」を聞いた数字は低く出ます。同じ話題でも、20ポイント以上ずれることがあります。
実際、ここで並べた5つでも、繋ぐことに前向きな答えは4割から8割台まで出ているのに、いま繋いでいると答えた数字は29%でした。希望を聞いた数字と、実態を聞いた数字は、別々に置いておくのが安全です。
3つが書かれていない数字は、間違いだと決めつける必要はありません。ただ、自分の関係と比べる物差しとしては使わないでおく、という扱いで十分だと思います。
この数字で分からないこと
ここまでに並べた5つの調査には、はっきりした限界があります。どれも100人から200人ほどの規模で、対象も年代や立場が限られています。
スキンシップの調査は子どものいる40代の父親、繋ぎ方の好みは20代、付き合う前の考え方は未婚女性というように、答えた人がそろっていません。実施時期が書かれていないものもあります。
そして、いちばん知りたい「交際中の二人が、いま外で手を繋いでいるかどうか」を年代を分けて聞いた数字は、この中にはありません。だから、ここでは「繋がない側が一定数いる」までを結論にしています。
ここから先を数字で埋めることはできないので、後半は材料の並べ方のほうに切り替えます。他の人の割合ではなく、自分の関係で見えるものを数えるほうへ移していきます。
手を繋がないカップルは珍しいのかを、割合以外の角度からも見る

珍しいかどうかは、割合の数字だけでは決まりません。繋ぎ始める時期の調査、年代による違い、同じ疑問を持っている人の存在という3つの角度から見ていきます。
繋ぎ始める時期の調査では3回目までが85.5%
クロス・マーケティングが20代から30代の男女200人に「何回目のデートから手を繋いでもよいと思うか」を聞いた調査では、1回目36.5%、2回目21.5%、3回目27.5%で、3回目までを合わせると85.5%になりました。
| 何回目のデートから手を繋いでもよいか | 人数 | 割合 |
|---|---|---|
| 1回目 | 73人 | 36.5% |
| 2回目 | 43人 | 21.5% |
| 3回目 | 55人 | 27.5% |
| 4回目 | 4人 | 2% |
| 5回目以上 | 25人 | 12.5% |
Oggi編集部が20歳から39歳の女性119名に聞いた調査でも、付き合ってから1回目のデートが45.4%でいちばん多く、付き合う前が17.6%と続いています。どちらの調査も、繋ぐなら早い時期という答えに寄っています。
繋ぎ始める時期の話と、続けるかの話は別です
ここで混ざりやすいのが、「いつから繋ぐか」と「ずっと繋ぎ続けるか」はまったく別の質問だということです。時期の調査は、繋ぎ続けるかどうかには答えていません。
付き合い始めに繋いでいた二人が、半年後に繋がなくなることはあります。逆に、最初は照れて繋げなかった二人が、あとから繋ぐようになることもあります。
3回目までに85.5%という数字は「繋ぎ始める時期の希望」であって、いま繋いでいる人の割合ではありません。この2つを分けておくと、数字に振り回されにくくなります。
もし「3回目までに85.5%」を実態として読んでしまうと、繋いでいない自分たちが1割台の側にいるように見えてしまいます。そこから不安が大きくなることのほうが、実際には多いのではないかと思います。
読み方をそろえるだけで、位置の見え方は変わります。いま繋いでいるかどうかを聞いた数字では、繋いでいるほうが29%でした。同じ人が、両方の数字に入っています。
年代が上がるほど数字が下がるのは自然なこと
年代ごとの数字で、調査した会社まで分かるものは1つだけです。子どものいる40代の父親では、外出時に繋ぐのが29%でした。一方、20代を対象にした調査では、繋ぐこと自体への抵抗が少なく出ています。
年数が経つほど、外で手を繋ぐ機会が減っていくこと自体は起こりやすいことです。荷物が増える、子どもの手を引く、歩く速さがそろってくるといった生活の変化がそのまま出るためです。
ここで大事なのは、数字が下がることと関係の良し悪しは別だということです。繋ぐ回数が減ったことを、そのまま気持ちが減った証拠として数えないようにしてください。
同じ疑問を抱えている人は実際にいます
「手を繋がないカップルって珍しいですか」という質問は、実際に投稿されています。デート中に繋ごうと言って断られた、恥ずかしいと言われた、という状況で立ち止まっている人がいるということです。
付き合って1年以上経つのに一度も繋いだことがない、という相談も見つかります。何度も話し合っていて、相手からは恥ずかしいと説明されている、という内容でした。
掲示板でも「繋ぐ派」と「繋がない派」で意見が分かれています。どちらか一方が普通で、もう一方が変わっている、という分かれ方はしていません。
珍しいかどうかで決めなくていい理由
繋がないカップルが別れやすいのかどうかを気にしている人は多いと思います。ただ、繋ぐか繋がないかそのものより、不満が言葉になっているかどうかのほうが、関係には効いてきます。
二人とも繋がない形で落ち着いているなら、そこに問題はありません。片方だけが繋ぎたいと思っていて、それを言えないままでいる状態が、いちばん長く残ります。
珍しいかどうかは、他の人の話です。自分の関係で見るのは、繋ぎたい気持ちを伝えられているか、伝えたあとに何か動いたかのほうになります。
手を繋がない理由として挙がるものを整理する

手を繋がない理由として挙がるものは、大きく8つに整理できます。気持ちが離れていることが理由になるのは、そのうち1つだけです。
順番に見ていきますが、当てはまるものを探すというより、自分の相手はどれに近いかを一度置いてみるつもりで読んでいただければと思います。
人前が恥ずかしい
いちばん多く挙がるのがこれです。人目のある場所で触れ合うことに慣れていない、知り合いに見られたくない、という感覚から繋がない人がいます。
手を繋いでいるカップルを見て「見せつけているようで苦手」と感じる人もいます。その感覚を持っている人は、自分が繋ぐ側になることにも抵抗を持ちやすくなります。
この理由は、場所を変えれば確かめられるのが特徴です。人の少ない道や夜の帰り道でなら繋ぐのかどうかで、恥ずかしさが理由なのかどうかが見えてきます。
もうひとつの見分け方が、地元かどうかです。知り合いに会う可能性がある場所でだけ繋がないなら、避けているのは触れ合いではなく人の目のほうだと考えられます。
手汗が気になる
自分の手汗を気にしている場合と、相手の手汗が気になる場合の両方があります。本人にとってはかなり大きな理由で、繋ぎたくても手が出せない状態になっていることがあります。
この理由は季節に左右されます。夏だけ繋がなくなる、暑い日だけ手を引っ込める、という形で出ることが多いです。
季節や気温でしか出ないなら、理由がはっきりしている側と考えられます。一年を通して同じなら、別の理由と重なっている可能性があります。
手汗を理由に挙げる人は、繋ぎたくないのではなく、不快な思いをさせたくないと考えていることが多いです。ここを責める形で受け取ると、相手はさらに手を出しにくくなります。
歩きにくい、片手がふさがる
単純に歩きにくいから繋がない、という理由もあります。歩幅が合わない、肩や腕が疲れる、荷物を持ちたいといった、体の感覚に近い話です。
付き合い始めは繋いでいたのに繋がなくなった場合、この理由が後から出てくることがあります。最初は気にならなかったものが、慣れてくると気になってくるためです。
この理由は、こちら側で外せる条件があるのが特徴です。荷物を分ける、傘をやめる、歩く距離が短い日を選ぶ。条件を外して変わるなら、気持ちの話ではありません。
身長差がある二人だと、繋いだときにどちらかの肩に負担が寄ります。長く歩く日ほど出やすいので、短い距離の移動でだけ繋げるかどうかを見てみると分かりやすいです。
腕を組むほうが落ち着く
手を繋ぐより腕を組みたい、という好みの違いもあります。触れ合うこと自体は嫌ではなく、繋ぎ方が合っていないだけという状態です。
恋人繋ぎが苦手で、指をからめずに手を握るなら平気という人もいます。20代の男女100人に聞いた調査で、恋人繋ぎが好きではないと答えたのが48.5%だったことともつながります。
この場合は、形を変えれば解決することがあります。腕を組む、袖を持つ、ポケットの中で触れる。合う形は二人で探せます。
繋ぎ方に好みがあること自体は、相手が自分の感覚を持っているというだけの話です。好みがあるほうが、合う形を一緒に決めやすいとも言えます。
繋ぐという発想がそもそもない
意外に多いのがこれです。繋ぎたくないのではなく、繋ぐという選択肢が頭に浮かんでいないという状態があります。
触れ合うことに大きな意味を置いていない人だと、繋がないまま何年も過ごすことがあります。本人の中では、それで足りているためです。
この理由は、言えば変わることがある種類のものです。言われて初めて「そんなに繋ぎたかったのか」と気づく、という反応が返ってくることがあります。
この場合、こちらが察してもらうのを待っていると、いつまでも変わりません。相手の中にその選択肢が無いのだから、外から入れるしかないためです。
こちらから繋いでくるのを待っている
相手が繋ぎたいと思っているかどうかが分からないので、動けないでいる場合があります。断られるのが怖くて手を出せない、嫌がられたら気まずい、という遠慮です。
このとき、両方が同じことを思っていると、待ち合いになったまま時間だけが過ぎます。どちらも繋ぎたいのに、どちらも動かない状態です。
待ち合いは、片方が一度動くだけで終わります。ここは相手の気持ちを読むより、こちらが1回試したほうが早く分かるところです。
実際、未婚女性193人に聞いた調査では、手をつながれても拒まない理由として「相手に対して好意があるから」が66.3%、「少なくとも相手は嫌いではないから」が54.9%と出ています。断られない側のほうが多い、ということです。
触れられること自体が苦手
手を握られる感触が苦手、という人もいます。強く握られている感じが落ち着かない、長く繋いでいると気になってくるという感覚です。
これは好き嫌いの話ではなく、感覚の話です。相手を好きかどうかとは別に動いているので、気持ちの証拠として読むと合わなくなります。
短い時間なら平気、という形で折り合っている二人もいます。全部か何もないかで考えないほうが、続けやすくなります。
この理由が当てはまる相手には、繰り返し誘うことがそのまま負担になります。回数を増やして慣れてもらう、という進め方は合いません。一緒に決めた形を1つ守るほうが続きます。
気持ちが離れているとき
ここまでの7つに当てはまらない場合、気持ちが離れていることが理由になっていることもあります。ただし、繋がないという一点だけで判断することはできません。
この理由が当てはまるときは、繋がないことと一緒に、ほかの接し方も同時に減っていることが多いです。会う回数、連絡の量、隣に座る距離など、複数が同じ時期に動きます。
また、この理由が当てはまるときほど、繋がないこと以外の変化のほうが先に出ていることがあります。連絡の間隔や、会う日の決め方が変わっていないかも合わせて見てみてください。
次の章から、続いていると読める材料と、そうとは限らない材料を、同じ数だけ並べていきます。並べたうえで、どちらに寄っているかを自分で見てください。

理由が8つもあるのに、いちばん怖い1つだけを先に考えてしまう。それは自然なことだと思います。
手を繋がないままでも気持ちが続いていると読める材料

ここからは、繋がないままでも関係が続いていると読める材料を6つ並べます。1つ当てはまったから安心、という読み方はしません。
数を数えるのではなく、次の章の材料と並べたときにどちらへ寄るかを見てください。読み終わったあとに、両方を1つの表にまとめます。
繋がないけれど、隣を歩く距離は近い
手は繋がないのに、歩くときの距離が近い。肩がぶつかるくらいの位置にいる。これは触れ合いを避けているのではなく、繋ぎ方の問題であることを示す材料になります。
距離を取りたい相手とは、無意識に間が空きます。並んで歩く位置が変わらないなら、そこは動いていないということです。
横断歩道や人混みで自然に近づくかどうかも見えます。はぐれないように寄ってくるなら、繋がないことと距離を置くことは別だと考えられます。
電車で座るときや、店で並んで座るときの位置も同じように見えます。選べる席があるのに隣を選ぶかどうかは、意識せずに出るところです。
手以外の接し方は残っている
手は繋がないけれど、腕を組むことはある。家では隣に座り、荷物も持ってくれる。接し方の総量が減っていなければ、繋がないことは形の好みの話に近くなります。
スキンシップの調査でも、手を繋ぐこと以外に、頭を撫でる、マッサージをするといった項目が並んでいました。触れ合い方は1つではありません。
ここで見るのは、手を繋ぐという形が無いことではなく、ほかの形も一緒に無くなっているかどうかです。ここが分かれ目になります。
触れることに限らなくてもかまいません。名前を呼ぶ回数、隣に座る位置、帰るときの見送り方。触れ合い以外にも、近さが出るところはいくつもあります。
断るときに理由がついている
繋ごうとしたときに断られたとしても、「恥ずかしいから」「手汗が気になるから」と理由が返ってくるなら、それは会話が成立しているということです。
理由を言うのは、相手にとって少し面倒なことです。それでも説明しているのは、こちらに納得してほしいと思っているからだと考えられます。
断り方に温度があるかどうかも材料になります。「今はちょっと」と「やだ」では、そのあとの余地がまったく違います。
断られたあとに相手のほうから話題を変えて場をつないだり、少ししてから隣に寄ってきたりするなら、それも返ってきていることになります。返事の言葉だけでなく、そのあと数分の動きまでを見てください。
人の少ない場所では繋いでくれる
人通りの多い駅前では繋がないのに、夜道や公園では繋ぐ。場所によって変わるなら、理由は人目にあると考えられます。
この場合、気持ちのほうは動いていません。動いているのは、外で見られることへの慣れの部分です。
場所を変えても一度も繋がないなら、この材料は当てはまりません。1回だけで判断せず、条件の違う場面を2回か3回見てからにしてください。
少し先の予定の話が自然に出る
来月のこと、来年のこと、行きたい場所の話が相手から出てくる。先の話が自然に出るのは、その時期にも一緒にいる前提で考えている材料になります。
触れ合いの量とは別のところで動いている材料なので、繋がないことと重ねて見ると分かりやすくなります。
こちらから聞いたときだけ答えるのと、相手から言い出すのとでは意味が変わります。見るのは、どちらが先に言い出しているかのほうです。
大きな予定でなくてかまいません。来週見たい映画、行きたい店、買いたいもの。小さな予定に自分たち二人が入っているかどうかだけで十分です。
伝えたあとに何かが動いた
いちばん確かな材料がこれです。繋ぎたいと伝えたあとに、相手の側で何かひとつでも動いたかどうかを見ます。
その場で繋いでくれなくても、次のデートで手を出してくる、理由を説明してくる、別の形を提案してくる。どれも動いたことになります。
相手の気持ちを直接確かめる方法はありません。確かめられるのは、伝えたあとに何が起きたかのほうです。ここに材料を置くと、待つ時間が短くなります。
手を繋がないことが、そうとは限らないと読める材料

ここからは、そうとは限らないと読める材料を、同じく6つ並べます。これも1つ当てはまったから終わり、という読み方はしません。
怖い側の材料だけを読むと気持ちが持っていかれるので、前の章と合わせて見てください。そのための表を、次の章に用意しています。
繋がないだけでなく、ほかの接し方も一緒に減った
手を繋がなくなったのと同じ時期に、隣に座らなくなった、荷物を持たなくなった、目を合わせる時間が減った。複数が同時に動いているときは、形の好みでは説明しにくくなります。
1つだけの変化なら、その1つに理由があります。同時に減っているときは、もっと手前のところが動いていると考えられます。
見るのは、変化の数ではなく同じ時期にそろって減ったかどうかです。半年かけて1つずつ減ったのとは、意味が違います。
ただし、相手の仕事が変わった、家族のことがあった、体調を崩したといった出来事が同じ時期にあるなら、そちらが理由になっていることもあります。その時期に何があったかまで含めて見ると、読み違えが減ります。
理由を聞いても話が終わってしまう
繋がない理由を聞いたときに、「別に」「なんとなく」で会話が閉じてしまう。ここは、断り方に理由がつく場合と正反対の材料になります。
説明しないのは、説明したくないか、説明できないかのどちらかです。どちらにしても、こちらは次に何をすればいいかが分からないままになります。
1回で決めず、日を変えて2回聞いてみてください。2回とも同じところで話が終わるなら、それは1回目のたまたまではありません。
聞き方を変えてみるのも一度は試す価値があります。「どうして繋いでくれないの」ではなく「どんな場所なら平気ですか」と聞くと、答える側は理由ではなく条件を答えればよくなります。
人に会いそうな場所を避けている
繋がないだけでなく、知り合いがいそうな場所そのものを避けている。会う場所がいつも二人の生活圏から離れている。この重なりは、人目の恥ずかしさとは別の形をしています。
恥ずかしさが理由なら、避けるのは繋ぐという行為のほうです。場所ごと避けているときは、見られること自体を避けていることになります。
ここは相手の内心を推測するところではありません。行き先の選び方という、目に見える形で確かめられます。
とはいえ、住んでいる場所や仕事の都合で会う場所が偏ることもあります。こちらから近い場所を提案したときに、どんな返事が来るかを一度見てから判断してください。
伝えたあとも何も変わらない
繋ぎたいと伝えたのに、次に会ったときも、その次も、何ひとつ変わらない。話は聞いてくれたのに、行動の側が動かない状態です。
この材料が重いのは、伝わっていないのではなく、伝わったうえで動いていないことがはっきりするからです。
ただし、1回伝えただけで判断するのは早いです。言いにくいことほど、相手の側でも受け取るのに時間がかかります。
それから、こちらの伝え方が届く形だったかも一度だけ見直してみてください。気持ちを確かめる聞き方だと、相手は「好きだよ」と答えるだけで話が終わってしまうことがあります。
こちらだけが合わせ続けている
繋がないことも、行き先も、会う頻度も、気づけば全部こちらが合わせている。この形になっているときは、繋ぐかどうかより負担の偏りのほうが問題になっています。
合わせること自体は悪いことではありません。ただ、合わせているのが片側だけだと、我慢の量が静かに増えていきます。
ここは相手を責める話ではありません。どちらに負担が寄っているかを、事実として見るだけにしてください。
確かめ方は簡単です。直近の3回のデートで、行き先と日時を先に出したのがどちらだったかを数えてみてください。気持ちではなく、決めた回数のほうが正直に出ます。
二人きりでも距離が変わらない
人目のない場所でも、家の中でも、距離の取り方が外と変わらない。人前の恥ずかしさが理由なら、二人きりのときには変化が出るはずのところです。
変わらないということは、外で見られることが理由ではなかった、ということになります。ここは、恥ずかしさの説明と食い違う材料です。
とはいえ、これも1回では分かりません。体調や忙しさで距離が変わる日もあるので、続いているかどうかで見てください。
それから、家で過ごす時間そのものが少ない二人だと、この材料は使いにくくなります。比べられる場面が無いときは、無理に当てはめないでおくほうが正確です。
同じ「手を繋がない」を、両方の読み方で並べる

ここまでの材料を並べると、同じ振る舞いが両方の列に出てくることが分かります。だから、繋がないという一点だけでは決められません。
左右を同時に見るための表を置きます。片方の列だけを読まないようにしてください。
左右を同時に見るための表
左の列と右の列に、同じ出来事が形を変えて並んでいます。違うのは出来事そのものではなく、そのあとに何が起きたかのほうです。
| 同じ出来事 | 続いていると読める場合 | そうとは限らない場合 |
|---|---|---|
| 人前で繋がない | 二人きりの場所では繋ぐ | 場所を変えても繋がない |
| 繋ごうとして断られた | 断り方に理由がついている | 理由を聞くと話が終わる |
| 手を繋がない | 腕を組む、隣を歩く距離は近い | ほかの接し方も一緒に減った |
| 繋ごうと言い出せない | お互いが待ち合いになっている | こちらだけが合わせ続けている |
| 出かける場所が限られる | 人混みが苦手なだけ | 人に会いそうな場所を避けている |
| 繋ぎたいと伝えた | 何かひとつでも動いた | 次もその次も変わらない |
| 二人きりのとき | 距離が近くなる | 距離が外と変わらない |
右の列を見ると、どれも「伝えたのに戻ってこない」という同じ形をしています。左の列は「別の形で戻ってきている」です。
重なった数ではなく、置かれ方で見る
右の列に3つ当てはまったから終わり、という数え方はおすすめしません。数より、どこに当てはまっているかのほうが意味を持ちます。
私はこう思っています。この件で本当に見るべきなのは、繋いでいるかどうかではなく、伝えたことが何らかの形で返ってきているかのほうです。
そう考える理由は2つあります。ひとつは、出どころの分かる調査でも繋いでいる人が多数派とは出ておらず、繋ぐこと自体が関係の良し悪しを表す物差しになっていないこと。もうひとつは、表の右の列がどれも「返ってこない」という同じ形をしていることです。
だから私だったら、繋ぐ回数を数えるより、一度伝えて、そのあと2週間ほど何が起きるかを見ます。そのほうが早く分かります。
まだ決めなくていい期間の考え方
いま決めなくてもかまいません。迷っている時間は、迷いではなく検討の時間です。材料がそろっていないうちに決めると、あとで戻したくなります。
ただ、終わりの見えない待ち方は消耗します。いつまで見るかをこちらで決めておくと、待っている時間の重さが変わります。
ここでは、いつまでにという期間は示しません。関係の長さも会う頻度も人によって違うので、一律の日数を出すと合わなくなるからです。
代わりに使えるのが回数です。伝えるのは1回、そのあと様子を見るのは次に会う2回まで。日数ではなく回数で区切ると、会う頻度が違っても同じように使えます。

決めきれないまま過ごしている時間も、ちゃんと考えている時間のうちに入ります。
手を繋がないカップルの二人がこれからできること

ここからは、実際にできることを7つ並べます。相手の気持ちを動かす方法ではなく、こちらが材料を集めるための手順として読んでください。
上から順にやる必要はありません。いまの状態でやりやすいものから1つで十分です。
不安の中身を出来事の形に書き出す
「大事にされていない気がする」を、いつ、どこで、何があったかという出来事の形に置き換えます。気持ちのままだと、確かめようがないためです。
たとえば「先週の駅前で、繋ごうとしたら手を引かれた」まで書けると、そこから確かめられることが出てきます。場所を変えたらどうか、という次の一手につながります。
書き出す数は3つで足ります。それ以上増やすと、探す作業のほうが目的になってしまいます。
3つ書いてみると、同じ条件が重なっていることに気づくことがあります。全部が人の多い場所だった、全部が夏だった、というように、共通しているものが理由を教えてくれます。
伝えるときは、気持ちではなく希望の形で
気持ちを確かめる言い方は、相手を答えにくくします。希望の形にすると、相手はやるかやらないかを返すだけでよくなります。
| 気持ちを確かめる言い方 | 希望の形で伝える言い方 |
|---|---|
| 私のこと好きじゃないの | 手を繋いで歩きたいなと思っています |
| どうして繋いでくれないの | 人が少ない道でなら試してみたいです |
| 普通は繋ぐものだよね | 私は繋ぎたい気持ちがあります |
| 恥ずかしいって、私が嫌なの | 恥ずかしいと感じるのはどんな場所ですか |
| 全然スキンシップがない | 手じゃなくてもいいので、何かひとつ決めたいです |
右の列は、そのまま口に出せる長さにしてあります。言い換えるだけで、返事の内容が変わることがあります。
左の列は、答えると相手が自分の気持ちを証明しなければならなくなる形です。そうすると返ってくるのは「好きだよ」までで、次に何をするかの話にたどり着けません。
右の列は、やるかやらないかを返せばいい形にしてあります。断られてもかまいません。断り方の中身が、そのまま次の材料になります。
場所と時間を選んで一度だけ試す
人目、手汗、荷物という3つの条件を外した場面で、一度だけ自分から繋いでみるという方法があります。夜の帰り道、涼しい季節、荷物の少ない日です。
条件を外して繋げるなら、理由は条件のほうにありました。条件を外しても繋げないなら、そこは別の理由です。
大事なのは一度だけにしておくことです。何度も試すと、確かめる作業が二人の空気を重くしてしまいます。
試すときは、繋いだあとにすぐ離してもかまいません。ずっと繋いで歩くことを目標にせず、一度触れられるかどうかだけを見ておけば、それで材料になります。
手以外の形を一緒に探す
手を繋ぐことにこだわらず、二人が続けられる形を一緒に決めるという選び方もあります。腕を組む、袖を持つ、隣に座るときに肩を寄せる。
ここで大事なのは、こちらが相手に合わせるのでも、相手にこちらへ合わせてもらうのでもなく、二人で1つ決めることです。
形が決まると、繋いでいるかどうかを毎回気にしなくてよくなります。数える対象が減ることが、いちばん楽になる部分です。
決めるのは1つで足ります。「帰り道だけは腕を組む」のように、場面と形をセットにしておくと、その日の気分に左右されずに続けられます。
伝えたあとに何が起きたかを見る
伝えたら、そのあとを見ます。見るのは相手の気持ちではなく、次に会ったときに何かが変わったかどうかです。
その場で繋いでくれなくてもかまいません。理由を説明してくれた、別の形を出してきた、次の約束を先に決めた。どれも動いたことになります。
何も変わらないなら、それも1つの材料です。返ってこないという事実は、こちらが判断するための情報になります。
ここで大事なのは、変化を待つ期間を頭の中だけで数えないことです。次に会う日を決めた時点で、その日までは見る、と自分の中で決めておくと、毎日確かめずにすみます。
確かめる回数を決めておく
確かめる回数を先に決めておくと、待つ時間が軽くなります。終わりが見えない待ち方がいちばん消耗するからです。
たとえば、伝えるのは1回、様子を見るのは次に会う2回まで、と決めておく。決めたぶんが終わったら、材料がそろったところで考え直します。
回数を決めるのは、区切りをつけるためではありません。いつまで見ればいいかが分からない状態を、こちらで終わらせるためです。
決めた回数が終わったときに、答えが出ていなくてもかまいません。そのときにもう一度決め直せばいいので、最初に決める回数は少なめで大丈夫です。
この見方が向いていない場合
ここまでの読み解き方が向いていない場合があります。相手が怒鳴る、行動を強く制限する、断ったときに責められる。こうしたことがあるなら、材料を集めるより先に距離と安全のほうが大事です。
触れられることを断れない、断ると機嫌が悪くなるので合わせている。この状態も、繋ぐか繋がないかという話とは別のところにあります。
怖いと感じることがあるときは、DV相談ナビ(電話番号は#8008)や、お住まいの自治体の配偶者暴力相談支援センターに相談できます。交際中でも相談できますし、離れるかどうかを決めていない段階でもかまいません。
手を繋がないカップルの割合に関するよくある質問

ここまでで触れきれなかった疑問を、12個にまとめました。気になるところだけ拾って読んでいただければ十分です。
手を繋がない二人は珍しいですか
珍しくありません。出どころの分かる調査では、外出時に繋いでいるのは100人中29人、恋人繋ぎが好きではないと答えたのは48.5%でした。繋がない側は常に一定数います。
付き合って1年以上ですが一度も繋いだことがありません
期間の長さそのものは、良し悪しを表しません。見るのは年数ではなく、繋ぎたいと伝えたことがあるか、伝えたあとに何か動いたかのほうです。
まだ一度も伝えていないなら、そこがいちばん動かせるところになります。何度も話し合ってきたけれど毎回同じところで終わっている、という場合は、話す内容を気持ちから希望の形へ変えてみてください。
繋がないのは冷めているからですか
そうとは限りません。理由として挙がるものは8つあり、気持ちが離れていることが理由になるのはそのうち1つです。
ただし、繋がないことと一緒に、ほかの接し方も同じ時期に減っているなら、そこは重なりとして見てよいところです。
7割が繋いでいるという数字は本当ですか
その数字は、調査名や調査した会社までたどれないことが多いです。出どころが分かる数字で近いのは、外出時に繋ぐ29%(子どものいる40代の父親100人)のほうになります。
数字を見たときは、誰が調べたか、誰に聞いたか、何を聞いたかの3つを確かめてみてください。3つとも書かれていない数字は、間違いだと決めつける必要はありませんが、自分の関係と比べる物差しには使わないでおくほうが安全です。
自分から繋ぎに行ってもいいですか
かまいません。相手が待っているだけという理由は実際に多く挙がっていて、その場合は片方が動くだけで終わります。
ただし、条件を外した場面で一度だけにしてください。何度も試すと、確かめる作業のほうが目立ってしまいます。
断られたら、もう誘わないほうがいいですか
断られ方によります。理由がついて返ってきたなら、その理由を外した場面でもう一度だけ試す余地があります。
理由がなく話が閉じたなら、繰り返すより、言葉で希望を伝えるほうへ切り替えたほうが早いと思います。
人前だけ繋いでくれないのはなぜですか
人目への慣れが理由になっていることが多いです。人の少ない場所では繋ぐなら、動いているのは気持ちではなく場所の条件のほうと考えられます。
場所を変えても一度も繋がないなら、そこは別の理由が重なっている可能性があります。地元かどうかでも変わるので、知り合いに会う可能性のない街まで出たときにどうなるかも見てみてください。
手汗が理由だと言われました
本人にとっては大きな理由です。夏だけ、暑い日だけという形で出るなら、理由がはっきりしている側と考えられます。
一年を通して同じなら、腕を組むなど別の形を一緒に決めたほうが、お互いに気にしなくてすみます。
腕を組むのではだめですか
だめではありません。触れ合い方は1つではなく、二人が続けられる形が決まっていることのほうが大事です。
手にこだわりが強いときは、なぜ手がいいのかを自分の中で1文にしてみると、伝えるときに言葉が出やすくなります。
どのくらい様子を見ればいいですか
ここでは日数の目安は示しません。会う頻度も関係の長さも人によって違うので、一律の期間を出すと合わなくなるからです。
代わりに、伝えるのは1回、様子を見るのは次に会う2回まで、というように回数で決めておくと区切りがつけやすくなります。
繋がない二人は別れやすいのですか
繋ぐか繋がないかで別れやすさが決まるとは言えません。効いてくるのは、片方だけが不満を持ったまま、それを言えないでいる状態のほうだと思っています。
二人とも繋がない形で落ち着いているなら、そこは問題になりません。逆に、毎回繋いでいても、片方が断れずに合わせているだけなら、同じ苦しさが別の形で残ります。
私だけが繋ぎたいと思っているのが苦しいです
その苦しさは、わがままではありません。触れ合いたい量が違うこと自体はよくあることで、どちらかが間違っているわけではないからです。
違いをなくそうとするより、その違いをお互いが知っている状態にするほうが現実的です。知られていないままだと、こちらだけが我慢し続けることになります。
相手が手を出してくるときの読み方については、手を繋ぐ男性心理を考える記事でも扱っています。
まとめ:手を繋がないカップルの割合をどう受け取るか
- 出どころの分かる調査で、外出時に手を繋ぐと答えたのは100人中29人だった
- 同じ調査で「あてはまるスキンシップはない」と答えた人が25%いた
- 20代の男女100人の調査で、恋人繋ぎが好きではないと答えたのは48.5%だった
- 未婚女性193人の調査で、付き合う前に手をつなぐのは「なし」が31.6%、「相手による」が46.1%だった
- 「7割が繋いでいる」という形で見かける数字は、調査名までたどれないことが多い
- 数字を見たら、誰が調べたか・誰に聞いたか・何を聞いたかの3つを確かめる
- 「何回目から繋いでよいか」の85.5%は希望の時期であって、いま繋いでいる人の数ではない
- 繋がない理由は8つあり、気持ちが離れていることが理由になるのはそのうち1つ
- 同じ出来事が、続いていると読める場合と、そうとは限らない場合の両方に出てくる
- 確かめるのは相手の内心ではなく、伝えたあとに何か動いたかどうか
- 怖いと感じることがあるときは、読み解くより距離と安全が先になる
割合の数字を探していたのは、たぶん安心したかったからだと思います。ただ、数字が教えてくれるのは「繋がない人はたくさんいる」というところまでで、目の前の相手のことは教えてくれません。
そこから先は、繋ぐ回数を数えるのではなく、伝えたあとに何が返ってきたかを見るほうへ移してみてください。数える対象が変わるだけで、見え方がずいぶん変わります。
このまま続けるのも、ここで考え直すのも、どちらも答えです。どちらかが正しくて、どちらかが我慢が足りないということはありません。
いま繋げていないことを、自分たちの関係の点数のように受け取らないでください。触れ合いの形が決まっていないだけの二人は、実際にたくさんいます。
ひとつだけ言えるのは、数える対象を変えた時点で見え方が変わるということです。相手が変わらなくても、そこは自分で動かせます。

コメント